RedHawkのサービス一覧 | ||||||||
標準構成 (サーバーと同一構成) |
基本構成 (Xがインストールされていない) RedHawkArchtectを使用 |
停止可能なサービス | 青字は、RedHawk特有のサービス 背景色が同じ場合には、グループで必要なサービス |
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5 | 3 | 5/3 | ◎可能:○使用していなければ可能:×不可 | |||||
S01sandbox | ◎(システム起動後一回だけ) | /tmp,/var/tmpをプライベートな領域としてマウントするシェルスクリプト pam_namespace モジュールと共に使用する。 |
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S01sysstat | S01sysstat | ◎ | Linuxで利用できるシステム情報取得ツール。sar(System Admin Reporter)という、sysstatに含まれるコマンドの中の1つの名称で呼ばれることもある。 | |||||
S02lvm2-monitor | S02lvm2-monitor | ◎ | 「dmeventd」を使用してLVの障害監視を行うためのサービス、これが必要なのは、lvm2ミラーである。 | |||||
S05cgconfig | S05cgconfig | ◎ | cgroupは、複数のプロセスが所属しているグループを定義し、その単位でリソース管理を行います。一度1つのグループに割り当てられたプロセスは、そのグループの中に所属することになる。そのため、従来であればプロセス単位でリソースの制限がなされていたのが、グループ単位で管理可能になる。 RedHawkでは、KVMと同時にインストールされる。 |
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S07iscsid | S07iscsid | S07iscsid | ○ | Open-iSCSI daemon | ||||
S09isdn | S09isdn | ◎ | 北米ISDN規格サービス、pppoeと併せて使用する デバイスリストに日本製品は無い |
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S10network | S10network | S10network | × | ブート時にネットワーク・インターフェイスを設定する。オフにするとネットワークが使えない。 | ||||
S10pppoe-server | S10pppoe-server | ◎ | PPPoE (Point-to-Point Protocol over
Ethernet) のサーバー pppoe クライアントと関連して動作し、 PPPoE discovery パケットに応答して、PPPoE セッションを設定する。 |
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S11portreserve | S11portreserve | ◎ | portreserve プログラムは、bindresvport() レンジ内にあるポート (現在の ところ 600 - 1023) を使用するサービスを補助するのが目的です。libc に対 してポートを要求したプログラムによって、実際のサービスが使っているポー トを占拠されるのを防ぎ、(一般にはサービスの init スクリプト内で) 実際の サービスがポートの解放を告げるまで防ぎ続けます。 | |||||
S12rsyslog | S12rsyslog | S12rsyslog | × | reliableシスログデーモン TCPを使ったシスログの転送が可能 MySQLやPostgreSQLをモジュールなどで拡張することなく、ネイティブでサポート libdbiを使用すれば、Firebird/Interbase/MS SQL/SQLLite/Oracleなどに対応可能 シスログの圧縮転送が可能 stunnelを使ったシスログのセキュアな転送が可能 シスログのディスク書き込みで、I/Oの処理が間に合わない場合など、スプールを使用することができる。 syslogd.confと互換性のある設定ファイルを使用できる RFC3195のサポート 2Gbytesを超えるサイズのログファイルをサポート |
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S13cachefilesd | S13cachefilesd | ◎ | NFSなどのネットワークファイルシステムのアクセスをキャッシュするカーネルモジュール&デーモン | |||||
S13cpuspeed | S13cpuspeed | ◎ | 使用するホスト機の
CPU が省電力機能(SpeedStep機能)に対応している場合に、動作負荷に応じてCPUの速度を変化させるデーモン。 これにより幾分の省電力効果が期待できる。実際にCPUのクロック数が変化しているかどうかを確認したい場合は、/proc/cpuinfo を表示 |
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S13iscsi | S13iscsi | S13iscsi | ○ | SCSIプロトコルをTCP/IPネットワーク上で使用する規格 iscsiを使用するためにNICのBIOS書き換えを必要とする場合がある |
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S13rpcbind | S13rpcbind | S13rpcbind | ○ | rpcbind は、 RPC プログラム番号からユニバーサルアドレスへ変換するサーバです。NFS等からのRPC 呼び出し可能であるためには、このプログラムが動作していることが必要です。 他の RPC サービスの前に rpcbind が起動される必要があります。通常は、標準の RPC サーバはポートモニタによって起動されますので、 rpcbind はポートモニタより前に起動されることが必要です。 | ||||
S14nfslock | ○(標準構成と起動順が異なる) | NFSのファイルロック | ||||||
S15mdmonitor | S15mdmonitor | ◎ | "mdmontor" は "mdadm" をモニターモードで起動する スクリプト | |||||
S18rpcidmapd | ○(標準構成と起動順が異なる) | ユーザ名とユーザIDをマッピングするNFSバージョン4のためのデーモン | ||||||
S19rpcgssd | ○(標準構成と起動順が異なる) | NFSバージョン4クライアント用セキュリティデーモン | ||||||
S20lldpad | S20lldpad | ◎ | ネットワークに接続された機器を自動検知するプロトコルLink Layer Discovery Protocol (LLDP) agent daemon | |||||
S21fcoe | S21fcoe | ◎ | Fibre Channel over Ethernet(FCoE)は、ANSI INCITS T11で FC-BB-5 として標準化が完了した新しいプロトコル。このプロトコルは、ファイバチャネル(FC)のプロトコルをイーサネット フレームに変換する。 | |||||
S22messagebus | S22messagebus | ◎ | D-Busを使用可能にするデーモン。haldaemon 、dhcdbd 、 oddjobd などを動かすなら必要。停止すると、Xでのloginは出来なくなる。 ※ D-Bus : メッセージバスの1つ。特定のサービスにメッセージを送信したり、興味のある全てのサービスにメッセージをブロードキャストするためのAPI を提供。APとシステムの低レベルにあるコンポーネントとの間でイベントを送信が可能になる。 |
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S23NetworkManager | S23NetworkManager | ◎ | 有線/無線(コネクション)に必要に応じて自動接続してくれるサービス。NetworkManager を有効にしたのち、 KDE や GNOME から利用できる NetworkManager のフロントエンドを利用し、ネットワークの設定を行なう。 | |||||
S24avahi-daemon | S24avahi-daemon | ◎ | Avahi
mDNS/DNS-SD デーモン Avahi は mDNS / DNS-SD プロトコルによってローカルネットワーク上でサービスを発見するシステム。 アップルマックOS Xに互換性のある技術が存在する |
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S24nfslock | S24nfslock | ○(基本構成と起動順が異なる) | ||||||
S24rpcgssd | S24rpcgssd | ○(基本構成と起動順が異なる) | ||||||
S24rpcidmapd | S24rpcidmapd | ○(基本構成と起動順が異なる) | ||||||
S25cups | S25cups | ◎ | CUPS(Common UNIX Printing System)を使用した印刷サービス | |||||
S25netfs | S25netfs | S25netfs | ○ | NFSクライアントデーモン。NFSサーバーに接続してファイル共有するために必要。 これを稼動させていなければ、 S28autofs デーモンが稼動していてもファイル共有できない。 |
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S26acpid | S26acpid | ◎ | acpidは
ACPIイベントをユーザー空間のプログラムに通知する。通常はホットキーの制御を行う。 またacpidのパッケージがなければ、KVM上のゲストOSをシャットダウンできない ただし、ゲストオペレーティングシステム上のシャットダウンには、ゲストOSの追加の構成が必要。 |
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S26haldaemon | S26haldaemon | ○ | ハードウェア情報収集サービス。S22messagebus を動かす必要がある | |||||
S26pcscd | S26pcscd | ◎ | pcscd - PC/SC Smart Card Daemon | |||||
S26udev-post | S26udev-post | S26udev-post | × | 1.デバイス接続 2.カーネルがデーモンのudevdに通知 3.udevdが/etc/udevd/配下のスクリプトファイルを実行し、デバイスファイルが生成される。 4.デバイスに関する情報がhaldに通知され、新規のデバイスの登録が行われる 5.D-BUSにより名アプリケーションに情報が通知され、デバイスが使用できるようになる。 |
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S28autofs | S28autofs | ◎ | ファイルシステムの自動マウント 実際に動作するデーモンはautomount |
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S40edac | S40edac | ◎(システムのエラーイベントログ情報であるため、ハードウェア保守を行う際に必要であると判断される場合がある。 通常、停止した場合のエラーログは、BIOS上に記録される。) |
EDAC
(Error Detection and Correction)Linuxにおけるメモリエラーの検出デーモン Linux上からハードウェアエラーを取得する仕組みで、現在の実装ではメモリのECCエラーなどを検知し、OSのログに記録することができる。 |
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S50bluetooth | S50bluetooth | ◎ | Bluetooth バックグランドサービス | |||||
S50ccur | S50ccur | S50ccur | × | メッセージキュー・ファイルシステムのマウント、nfsdファイルシステムのマウント等を行うシェルスクリプト | ||||
S55sshd | S55sshd | S55sshd | ○ | OpenSSH SSH デーモン | ||||
S56xinetd | S56xinetd | ◎ | 接続要求に応じて下位サーバーデーモンを起動する上位サーバーデーモン | |||||
S80nslm | S80nslm | ◎ | NightStarToolsのライセンスサーバ クライアント機には必要ない |
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S80postfix | ○(S80sendmailと排他的) | Postfix(ポストフィックス)はフリーソフトウェア・オープンソースソフトウェアのメール転送エージェント(MTA)である。Sendmailとの操作上の互換性を確保しつつ、管理・設定が容易で、高速・安全であることを指向して開発されている。 | ||||||
S80ptf-cache | S80ptf-cache | S80ptf-cache | × | NightViewを使用するためにptraceの各パラメータを初期化 | ||||
S80sendmail | S80sendmail | ○(S80postfixと排他的)cronからの通知機構として使用している。 | SendmailはUNIXで古くから使われてきたメールサーバソフトウェア | |||||
S80trace | S80trace | S80trace | × | NightTrace用mknodシェル | ||||
S84ksm | S84ksm | ◎ | 上流ベンダー の KVM ハイパーバイザに実装された Kernel SamePage Merging (KSM)、KVM ゲストが同一のメモリページを共有できるようになり、ホストでより多くのゲストオペレーティングシステムを実行することができる。 | |||||
S85gpm | S85gpm | ◎ | Linuxコンソール用マウスドライバー | |||||
S90crond | S90crond | S90crond | ×(いくつかのcronサービスがsendmailを使用している) | 定期的にジョブを実行するためのcronコマンドを制御するデーモン | ||||
S95atd | S95atd | ◎ | 指定した時間に一度だけジョブを実行するためのatコマンドを制御するデーモン | |||||
S95trace-cmd | S95trace-cmd | ◎(25〜30μ秒の差を確認) | Linuxカーネルに内蔵されたトレーサで、「ftrace」を操作するためのコマンドツール | |||||
S97libvirtd | S97libvirtd | ◎ | KVM等の仮想化を管理するための、 汎用 API を提供するライブラリlibvirt 間の通信を libvirtd デーモンで管理する | |||||
S97rhnsd | ◎(RedHawkでは必要ない) | Networkサービスデーモン | ||||||
S98nstar.d | S98nstar.d | S98nstar.d | × | NightStarTools用シェル | ||||
S98tog-pegasus | S98tog-pegasus | ◎ | Open
GroupのWBEM/CIM実装を提供するOpenPegasusの新しいパッケージ WBEM/CIMアプリケーションのサポートを必要とするユーザは、このtog-pegasus パッケージをインストールしてください |
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S99libvirt-guests | S99libvirt-guests | ◎ | KVM使用時、HostOSのシャットダウン時等にGuestOSが取るアクションを行う | |||||
S99local | S99local | S99local | × | /etc/rc.localを実行する | ||||
cron起動のサービスについて | ||||||||
/etc/crontab | 記述無し | |||||||
/etc/cron.deny | 記述無し | |||||||
/etc/cron.d/0hourly | /etc/cron.hourlyの毎時間実行を記述 | |||||||
/etc/cron.d/dailyjobs | /etc/cron.hourly/0anacronを起動 | |||||||
/etc/cron.d/mrtg | mrtgを起動 | MRTG(Multi Router Traffic
Grapher)は、SNMPエージェントから取得したデー タを加工してグラフ化するツール |
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/etc/cron.d/raid-check | /usr/sbin/raid-checkを起動raidにエラーがある場合には、sendmailで報告する。 | |||||||
/etc/cron.d/sa-update | スパムフィルタののルールを自動更新するためのスクリプト/usr/share/spamassassin/sa-update.cron を起動 | SpamAssassinのルールはspamassassin.orgでメンテナンスされています。最新のルールを取得するにはsa-updateコマンドを使う。 | ||||||
/etc/cron.d/sysstat | /usr/lib64/sa/sa1、/usr/lib64/sa/sa2を起動 | 10分毎に /usr/lib/sa/sa1 を起動して
/var/log/sa/sa* に情報を記録していき、 1日の終わり(23時53分)に /usr/lib/sa/sa2 を起動する。 /usr/lib/sa/sa2 は、/var/log/sa/sa* をもとに、 sar コマンドで参照した結果を /var/log/sa/sar* というファイルに保存する。 |
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/etc/cron.daly/0logwatch | logwatchを起動 | サーバー内のログを解析し、見やすいレポート形式にてメール配信してくれるツール | ||||||
/etc/cron.daly/00webalizer | Apacheのログを解析し、HTMLを作成 | |||||||
/etc/cron.d/certwatch | /usr/bin/certwatchを起動して結果をsendmailで通知 | SSLサーバ証明書の有効期限切れが1ヶ月以内に迫るとメールで通知を受ける | ||||||
/etc/cron.d/cups | /usr/sbin/tmpwatchを起動し、720時間アクセスされていない/var/spool/cups/tmp下のファイルを消去する | |||||||
/etc/cron.daily/cyrus-imapd | メールボックスファイルをバックアップして、ローテートする | |||||||
/etc/cron.daily/logrotate | ログファイルをバックアップして、ローテートする | |||||||
/etc/cron.daily/makewhatis.cron | whatisデータベースを更新する | |||||||
/etc/cron.daily/mlocate.cron | locateコマンドでファイル検索ができるようにファイルデータベースを更新する | |||||||
/etc/cron.daily/prelink | ELF共用ライブラリおよびバイナリの起動の時間をスピードアップする | 必要としないものも含め、非常に多数の実行可能ファイルを読み書きするため、消費メモリの増加の原因になる | ||||||
/etc/cron.daily/readahead.cron | よく使われるファイルを予めメモリ上にロードしておくことで動作を高速化させる | /etc/readahead.early.files および /etc/readahead.files に指定されているファイルに対して読み込みアクセスを行う。しかし、これらのファイルには多数のプログラムや設定ファイル等が指定されているため prelink と同様、パス名を保持するためのメモリを消費してしまう。 | ||||||
/etc/cron.daily/tmpwatch | 10時間以上アクセスされない/tmp下のファイルを消去、 30時間アクセスされない/var/tmp下のファイルを消去 |
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/etc/cron.hourly/0anacron | ライン電源では無い場合に、anacronを起動する | anacronを利用すると、24時間稼働させていないLinux上でも毎日、毎週、毎月のcronタスクが架空な積算状態として、実行させることが可能になる。 ライン電源かどうかは、コンピュータがライン電源で動作しているかどうかをテストするコマンドラインプログラムon_ac_powerを使用する。 |
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/etc/cron.hourly/mcelog.cron | mcelogを実行し、マシンチェック例外のデータを収集およびデコードする | 特定のハードウェア問題が発生すると、マシンチェック例外が生成され、これらの例外事象は原因がレジスタにロギングされるので、mcelogがそれらをcronジョブでチェックして解析し、メイルで通知する。 | ||||||