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リアルタイムテクニカルドキュメント 最終更新 2024.03.12

外部サイトへのリンクはで示されています。

[images/hand.right] 報告: RedHawk7.2.x TigerVNCの設定(HTML) 2024.03.12

[images/hand.right] 報告: RedHawk7.xへのインテル® C++ コンパイラー・クラシックのインストールについて(HTML) 最終更新 2023.03.31

[hand.right] 報告: 一般ユーザでのping実行について
一般ユーザでは下記のエラーが出てpingを使用することが出来ません。


# su - cnc
Last login: Fri Nov 26 08:47:00 JST 2021 on pts/1
$ ping localhost
ping: icmp open socket: 許可されていない操作です
# ls -l /usr/bin/ping
-rwxr-xr-x 1 root root 44896 11月 21  2015 /usr/bin/ping

したがって、一般ユーザーが利用できない「ping : icmp open socket : 許可されない操作です」は正しい状態です。
CentOS 6 までは、s ビットを ping に付けていましたので、一般ユーザーでも利用できましたが、pingによるネットワークアタックを防止するために、、CAP_NET_RAW capability を持つユーザ以外では利用出来なくなっています。

このことは、オンラインマニュアル(ただし英語)のSECURITY部分に記述されています。

# export LANG=C
# man ping
SECURITY
       ping requires CAP_NET_RAW capability to be executed. It may be used  as  set-uid root.

したがって、「chmod u+s /usr/bin/ping」はマニュアルに従った正しい処置とも言えますが、セキュリティホールを作成している事でもあります。
RedHawkでは、代わりに capability という仕組みを利用しています。
詳細は RedHawkLinux_UsersGuide Chapter 13のPluggable Authentication Modules (PAM)部分の説明をご参照ください。
簡単な手順を、以下に示します。
① /etc/security/capability.conf 
に新たにpinguserで、role(権限)を定義し、xxxxと言うユーザに対して、pingの実行に必要なcap_net_raw権限を付与します。
echo "role pinguser cap_net_raw" >> /etc/security/capability.conf
echo "user xxxx pinguser" >> /etc/security/capability.conf

② gnomeログインあるいは、ttyからのコンソールログインで、この権限付与するために、/etc/pam.d下のファイルに"session required pam_capability.so"を追加します。
echo "session required pam_capability.so" >> /etc/pam.d/gdm-password
echo "session required pam_capability.so" >> /etc/pam.d/login

③この状態で、再起動すればxxxxユーザはpingを利用できますが、sshを利用する場合には下記手順が必要です
なお、以下は上記マニュアルの抜粋です

ssh(1)を介してシステムにログインするユーザーへ割り当るためには、同様に/etc/pam.d/sshdへ追加します
su(1)を介してユーザーが入れ替わるために/etc/security/capability.confファイルに定義さ れたロールを許可するため、
そして入れ替わったユーザーがsu(1)の呼び出しから不適切な ケーパビリティを継承しないことを確実にするため、同様に/etc/pam.d/suへも追加します

sshユーザーが/etc/securityに置かれているものとは異なるcapability.confファイルからロ ール定義を取得するためには以下の行を/etc/pam.d/sshdへ追加します:

session required pam_capability.so conf=/root/ssh-capability.conf

このようにして/root/ssh-capability.confファイルに定義されるロールをsshを介してログ インするユーザーに適用します



[hand.right] 報告: Metacity Window Managerについて
RedHawk7.xにおいて、ディフォルト設定では、Metacity Window Managerを使用できませんが、 下記の2ファイルを作成すれば利用できます。(/usr/bin/metacity-sessionには、実行権が 必要です)
パスワード入力時、歯車マークをクリックすると、metacityが表示されますので、選択して からログインしてください。
ログイン後、gnome-terminalのみが起動します。
ログアウトするためには、gnome-terminalからmetacity-message restart を実行してくだ さい。

/usr/share/xsessions/metacity.desktop

[Desktop Entry]
Encoding=UTF-8
Name=metacity
Comment=
Exec=metacity-session
Icon=
Type=Application

/usr/bin/metacity-session

#! /bin/sh
xsetroot -solid gray20
export LANG=ja_JP.UTF-8
export GDM_LANG=ja_JP.UTF-8
export GTK_IM_MODULE=ibus
export XMODIFIERS=@im=ibus
export QT_IM_MODULE=ibus
/usr/bin/ibus-daemon -r --xim -d &
/usr/libexec/ibus-engine-simple &
dbus-launch /usr/bin/gnome-terminal  &
exec /usr/bin/metacity  --composite

このファイルを ダウンロード し、下記の手順で設定してご利用ください。

# cd /tmp
# tar xvfz metacity.tar.gz
# cd metacity
# ./install.sh


[hand.right] 資料: RedHawk7.2上のPascalサポートについて(PDF)

本書は NVIDIAの公式サポートページからパッケージをダウンロードして、RedHawkにインストールする方法を説明しています。

[hand.right] 報告: Motif Window Managerについて
RedHawk7.xにおいて、ディフォルト設定では、Motif Window Managerを使用できませんが、 下記の2ファイルを作成すれば利用できます。(/usr/bin/mwm-sessionには、実行権が必要です)
パスワード入力時、歯車マークをクリックすると、mwmが表示されますので、選択してからログインしてください。

/usr/share/xsessions/mwm.desktop

[Desktop Entry]
Encoding=UTF-8
Name=mwm
Comment=
Exec=mwm-session
Icon=
Type=Application

/usr/bin/mwm-session

#! /bin/sh
xsetroot -solid gray20
export LANG=ja_JP.UTF-8
export GDM_LANG=ja_JP.UTF-8
export GTK_IM_MODULE=ibus
export XMODIFIERS=@im=ibus
export QT_IM_MODULE=ibus
/usr/bin/ibus-daemon -r --xim -d &
/usr/libexec/ibus-engine-simple &
dbus-launch /usr/bin/gnome-terminal  &
exec /usr/bin/mwm

このファイルを ダウンロード し、下記の手順で設定してご利用ください。

# cd /
# tar xvfz mwm.session.tar.gz


[hand.right] 報告: Intel® FPGA SDK for OpenCLについて(HTML)

本資料では、Intel® FPGA SDK for OpenCL のインストール方法について記述しています。
OpenCL用インテルFPGA SDKは、10 GbイーサネットなどのストリーミングI/Oインタフェースから直接カーネルにデータをストリーミングするベンダー拡張、I/O、およびホストチャネルAPIを提供します。
詳細は、Intel® FPGA SDK for OpenCLサイトをご覧ください。

[hand.right] 資料: デスクトップのカスタマイズについて(RedHawk7.x)(PDF)

本書は RedHawk Linux 7.xでのDeskTopの設定方法を説明しています。

[hand.right] マニュアル: RedHawk Architect User's Guide version 7.2(日本語版)(PDF)

本書は RedHawk Linux 7.2でのRedHawkArchitectの使用方法を説明しています。

Architect7.2でXをインストールさせる設定については、 この資料(PDF)を参照してください。

[hand.right] 資料: RedHawk Linux 7.2 Release Notes 日本語版 (PDF)

本書は、Concurrent Computer CorporationのRedHawk Linuxオペレーティング・システムVersion 7.2に関するリリース情報及びインストール手順を記述しています。

[hand.right] マニュアル: リアルタイム リナックス (Real Time Linux) RedHawk Linux User's Guide version 7.2 日本語版 (PDF)

RedHawk7.2.xの特徴

機能強化されたLinux Kernel 4.1.X
最新のIntel/AMDのマザーボードとチップセットをサポート(Snady Bridge,Ivy Bridge,Haswell,Broadwell(and GPU),Skylake,Goldmont)
最適化されたNVIDIAドライバ(352.79)およびCUDA SDK(7.5)
最新のNVIDIA GPU Direct RDMA サポート
リアルタイムハイパーバイザオプション
Intel MPX(hardware-assisted bounds checking)をサポート(Skylake & Goldmont CPU必須)
Limited ARM64 platform support
Aarch64, A64, ARMv8, ARMv8-A, Cortex A53, Cortex A57, etc.
CentOS/RHEL7.2ユーザランド
Intel HDサポート(2.29.916-5)
Intel(R) Integrated Graphics Chipsets:
i810, i810-dc100, i810e, i815, i830M, 845G, 854, 852GM/855GM, 865G,
915G, E7221 (i915), 915GM, 945G, 945GM, 945GME, Pineview GM,
Pineview G, 965G, G35, 965Q, 946GZ, 965GM, 965GME/GLE, G33, Q35, Q33,
GM45, 4 Series, G45/G43, Q45/Q43, G41, B43
Intel(R) HD Graphics: 2000-6000
Intel(R) Iris(TM) Graphics: 5100, 6100
Intel(R) Iris(TM) Pro Graphics: 5200, 6200, P6300
ATI Radeonサポート(2.29.916-5)
ここをクリックしてください
PDL 5マイクロ秒以下(下記1000μ秒の周期割込み24時間で、ジッタ5μ秒以下)
[RedHawk7.2_PDL.png]

[hand.right] 資料: RedHawk7のマルチタッチ対応の報告書 (PDF)

RedHawk7のマルチタッチ対応の報告書

RedHawk7.0 及びRedHawk7.2 に於いてタップ、スライド、ピンチイン、ピンチアウト、プレスアンドタップ、長押しへの対応について記述しています。

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